投稿記事
1.92025
なぜ当事務所が障がい福祉サービス支援を専門に扱うのか
行政書士は業務分野が非常に広いのが特徴です。
書類の種類については1万種類を超えるとも言われています。
そんな広い分野の中で「障がい福祉」を専門分野とした理由をお伝えします。
自分の立ち位置から
30代は家庭と仕事において責任や役割が大きくなる時期です。
同世代の多くの方が、自身のキャリア形成や子育てといった課題を抱えていることでしょう。
私も会社員として昇進の道を歩むのか、独立して新たな道を選ぶのかも考えました。
その時に自分自身がどんなふうになりたいか、周囲の大切な人たちにどんな姿を見せたいかを考えました。
その中で、私の近親者にも障がいを持つ方々がいます。
私にとって障がいを持つ方はごく身近な存在です。
親族や友人として、接する中で感じることは、障がいを持つことは確かに不便を伴うことが多いですが、
それが必ずしも不幸につながるわけではないということです。
障がい者一人ひとりが、誰かに頼るだけではなく、自分で選択し、自分の人生を主体的に歩むことができるような環境を作る。
そのサポートを提供することが、私の役割と考えました。
会社員時代は変化の激しい通信業界で働いていましたので
行政書士としての枠にとらわれることなく
DX化が遅れている福祉業界に貢献していきます。
総務省:デジタル・トランスフォーメーションの取組状況(日本:業種別)
障がいを持つ人たちの可能性
障がい福祉サービスに関心を持つ背景には、障がいを持つ方の可能性を感じていることがあります。
私の近親者の中で大人になってから精神障害2級を持った方がいます。
子どもの頃からずっと近くで接していた存在で、私自身も辛い想いをすることもありました。
彼女は長い間、人前で話すことに苦手意識を持っていました。
そのため、日常生活でも不安を抱えることが多く、近親者として何ができるか考えていました。
しかし、あるとき彼女が病院で他の患者さんたちと交流したときの話を聞きました。
彼女が自分の言葉で感じたことや考えを伝えると、周囲の人たちから「元気をもらえた」「励まされた」という声が次々と上がったそうです。
これは、彼女自身が多くの困難を経験しており、他者の痛みや苦しみに共感する力が高いからこそ
「彼女のことばにはチカラ」があると強く実感しました。
障がいを持つ人が自分の気持ちや思いを伝える機会を持つことの大切さを痛感したのです。
このことを通じて学んだのは、障がいを持つ人たちには多くの可能性があるということです。
その可能性を引き出すためには、適切なサポートと、安心して自分を表現できる環境が必要です。
障がいを持つ人が自分の能力を発揮できる場面は、私たちの周りにたくさんあります。
彼女が「ことばのチカラ」を通じて周囲の人々にポジティブな影響を与えたように、
障がい者一人ひとりが持つ力は、社会を豊かにする大きな可能性を秘めています。
選択の自由を尊重する
私は、障がいを持つ方々も自分の人生を自分で選択する自由を持つことを願ってます。
それは、私自身が「自分の人生を生きること」は自分で選択して自分で決めることだと実感しているからです。
障がい者であっても、人生の中で自分で決めることができる選択肢がある。
そのための手助けをしたいと思っています。
就労支援を通じて働く場所を提供することや、共通の価値観を持った人たちの場をつくること、
趣味を楽しめる環境を整えることは、選択の幅を広げる手助けになります。
そして、その選択肢が尊重されることで、自己実現を果たし、社会貢献にもつながると考えます。
障がい福祉サービスに取り組む意義
障がい福祉サービスは単に仕事として取り組む以上の価値があります。
障がい者一人ひとりの可能性を引き出し、社会とのつながりを強める大切な取り組みです。
また、それは支援する側の私たち自身の価値観や人生観を深める機会にもなると考えます。
障がい福祉に携わる皆さんにも、それぞれの想いや深い考えがあると思います。
その中でも障がいを持つ方の手助けをしたい。この部分については共通するものがあるのではないでしょうか?
私は障がい者とその周囲の人々へのサポートをしていきたいと思います。